子供や孫がいない場合

「夫婦間で子供や孫がいない、遺言者の両親もいない場合」は遺言書を作成した方がよいと言えます。

上記の状況で遺言書が無い場合、法律上の割合で遺産を相続することになります。

相続の割合は民法第900条3号で「配偶者(妻や夫)に4分の3、遺言者の兄弟姉妹に4分の1」と定められています。

もし、兄弟姉妹と不仲であれば、遺産をどのように分けるかを話し合う際、相続トラブルへと発展する可能性があります。

なぜなら、兄弟姉妹は不仲だった故人の配偶者(妻や夫)との今後の関係などを度外視して、相続権を主張してくることが考えられるからです。

例えば、遺産が不動産しかないような場合、今後も住み続ける予定だった不動産を売却し現金を相続分で分配して解決しなければならないということもありえます。

このような場合に配偶者(妻や夫)に遺産を全て相続させるという遺言書を作成しておけば、遺留分(いりゅうぶん)が認められていない兄弟姉妹は相続分を一切主張することができなくなりますので、無用な相続争いを防止することができます。

※遺留分(いりゅうぶん)とは遺言者の「兄弟姉妹以外」の相続人に認められた権利で遺言者と近い関係にある相続人の生活を保障するために設けられた制度です。


【遺言書作成ページに戻る場合はこちらをクリック】